ビューティ・クイーン・オブ・リナーン。

作：マーティン・マクドナー

訳：目黒条

演出：長塚圭史

出演：大竹しのぶ／白石加代子／田中哲司／長塚圭史

　舞台は北アイルランドのゴールウェイ・コマネラにあるリナーンという片田舎。独身のモーリーンは丘の上の家で、母マッグの世話にあけくれている。マッグは寄る年波で身体が弱っているが、口の悪さは衰えをみせない。自分では何一つしようとせず、家事は娘のモーリーンにやらせ、お粥を作れだの、お茶を入れろと指図しては、モーリーンをうんざりさせている。モーリーンも黙って言うことを聞いているわけではなく、母親の嫌いなビスケットをわざと買って来たり、頼みを無視して仕返しをし、「お母さんのお葬式の夢をみたの。男の人が私の方を抱いて、飲みに行こうって誘ってくれるの。それが私の夢よ」と言って母をいじめる。マッグは「私が死ぬ頃にはおまえもババアだよ。そのころには言い寄ってくる男もいないだろうさ」と毒舌をはく。マッグのしぶとさを見ていると、それが本当のことになるような気がしてならないモーリーンは苛立を押さえきれない。
　そんなある日、モーリーンのところへ近所に住むレイが兄、パートーの使いでモーリーンにパーティの招待状を届けにくる。しかし、モーリーンは出かけていて留守だ。レイはマッグに「必ず本人に渡してくれ」と伝え出て行く。マッグはその招待状を本人に渡さず、暖炉で燃やしてしまうのだが……。





本当は、長塚さんじゃなくて、黒ジュニでした。そっちで見たかった。

アイルランドの詳しいことを、私は何も知らないので、
大竹しのぶが精神を病んだロンドンでの掃除婦時代のこととか、
田中さんがロンドンで働いてる苦労だとか、
よくわかんなかったけど、
なーんかやっぱり辛いお芝居でした。

白石さん、すげぇ。まじすげぇ。感動。
大竹さんのがなり声、どうにかならないもんかと思ってたけど、
ラストはちょっとじーんときちゃいました。
そして田中さんは、バカみたいに格好良かった。惚れた。

これで今年の観劇もおしまい。

総括したいなぁ。
今週の日記も忘れないうちに書こうっと。